ブロック、形をよくするうえでの優先順位2 2ブロック(4枚形)編
前回は1ブロックでの形をよくするうえでの優先順位を紹介しましたが、今回は2ブロック、いわゆる4枚形の優先順位の紹介となります。
代表的な4枚形
まずは麻雀の中でも特に代表的で覚えておきたい4枚形を紹介します。
4連形
4連形とはといったように数字が4枚連続した形のことを指し、テンパイした際にはノベタンとも呼ばれる形となります。
1面子+隣の数字と覚えれば頭に入りやすいかと思います。
中ぶくれ
中ぶくれはのように1面子+その真ん中の牌がもう一つ加わった形のことを指し、テンパイしたときには最大2枚の単騎テンパイとかなり薄い待ちとなります。
亜両面
亜両面はやのように1面子+端の牌がもう一つ加わった形のことを指し、テンパイ時にはノベタンと同じく最大6枚待ちになります。
ではここから、4連形の優先順位をランク付けしたものを紹介していきましょう。
第1位 4連形
4連形の最大のメリットは何と言っても3面待ちになりやすいという点です。
例えばの形にかでもくっつけば、それぞれ、の3面待ちになることはもちろんなのですが、かにくっついても両面待ちになり、雀頭が無い形にかにくっつけば雀頭が完成する優れものの形です。
かにくっついてもカンチャンの受けが出来るので4連形は受入が幅広いのも特徴です。
第2位 中ぶくれ
中ぶくれも実は4連形ほどではないですがかなり強い受け入れを持っています。
テンパイ時にこの受け入れが残るとかなり弱いのですが、イーシャンテンなどのノーテンの場合は別で、実は2枚ずつに分けると両面2つの受け入れになるのです。
例えばの場合はとに分けてとの受入があることが分かります。
つまり、この中ぶくれを残すことは、テンパイまで早く進めることが出来、テンパイ時にも両面待ちになりやすくなるのです。
また、一盃口の役が付きやすいのもメリットですが、自身で1枚使っている分、他の両面と比べて1枚少ないという欠点もあります。
第3位 亜両面
ではなく、実はこの形がランクインします。
それがこの形。
こちらは4連形や中ぶくれとは異なり両面とカンチャン受けの形になりますが、実はこの形も良形テンパイを作るうえで重要な形になるのです。
それは、上記の形にを引くと3面待ちになることです。当然4連形と比べると3面待ちを作りにくいのですが、それでも3面待ちが出来るチャンスが巡ってくる形なのは確かです。
亜両面って弱い?
亜両面は実はそもそもから分けると両面は1つしかなく、しかもそのうち2枚が自身で使っているためこの形自体はかなり弱い部類といえるでしょう。
もちろんやにくっつけば1面子+両面に変化するような手替わりはありますが、それでも4連形の中では弱いと言えるでしょう。
亜両面の使い道1
4連形の中でも弱い部類の亜両面ですが、もちろん使い道はあります。
雀頭が無い形のときに亜両面の形がある場合はその形からは当然1面子に固定せずに亜両面の形をキープしてほしいところです。そしてターツオーバーになったときに亜両面の形から両面を払えば雀頭が出来た上により枚数が多い両面の形に振り替えることが出来ます。
この形から落としが一例となります。
亜両面の使い道2
亜両面の使い道はもう一つあります。それは、テンパイ時のノベタンと亜両面の選択のときです。特に、順子手のときには、亜両面テンパイに取ると平和が付くので、これによって、打点の上昇のほか、役なしの際平和テンパイでダマテンに取るときにも重宝するのです。
史上最強の4枚形
最後に形をよくするうえでの4枚形を紹介していきましたが、その中でも一際面子がより出来やすい、そしアガりやすくなる4枚形を紹介します。
それは...
456+2~8のいずれか1枚
になります。とりあえずこの形さえあれば両面の受け入れやテンパイになりやすく、それだけアガりやすくなるので、456が手牌に組み込まれているときは意識することをお勧めします。